第16候【葦始めて生ず】

こんばんは。昨日までで二十四節気の清明(せいめい)が終わり、今日から穀雨(こくう)になりました。

この穀雨のうちに八十八夜(立春から数えて88日目・今年は5月1日)があり、そのあとが立夏。暦の上での夏になっていくわけです。

「穀雨」とは、春雨が穀物を潤すことに由来します。この時季に大地が潤うので、種まきの好期とされました。

この頃から天気も安定し、日差しも強まり始めます。

コロナの影響で、自由に外出したり人と会ったりできずにストレスがたまっている人もあるかと思いますが、「うちで過ごそう」が合言葉になっている今、過ごしやすさ動きやすさでは最高の時季に、やっておくべきことは『掃除』です。

『掃除』の効果は計り知れませんが、心を整え免疫を高め、自分自身の今後の結果を好転させるはたらきがありますので、ぜひぜひ少しでも身の回りの掃除をしてみてください。

穀雨の初候は【葦(あし)始めて生ず】ですが、日本はかつて「葦原の国」と呼ばれたほど葦の多いところです。

すだれや屋根、紙や楽器にも用いられ、人々の生活に欠かせませんでした。

大地が緑色に輝くこの時季、それまで枯れていたように見えていた葦も芽吹き始めます。

私たちもコロナに負けず、元気に芽を出していきましょう!

さて、仏教の話の方は哲学的な話が続いていますが、ちょっとしんぼうしてください。

前回は、「人生の目的を果たしたならば大安心・大満足の喜びがおきる」・「目標・生きがいを果たした喜びは一時的で続かない」ということを語っていました。

なぜ、生きがいによる安心・満足は一時的なのか?

それは「目標・生きがい」とはイコール「欲望を満たすこと」であり、人間の欲にはキリがないからです。

たとえば、受験生のときは「あの高校・大学に入れたらなぁ」と、そこにさえ入れたならば、すごく幸せになれるような気がして憧れます。

しかし合格すると、そのウキウキ感は入学してしばらくの間のことで、「○○大学生」であるのが当たり前になってきます。

そして今度は、大学内での成績や活躍、友達・恋人ができたかどうか、しっかり就職ができるかどうかが気になってきて(欲が広がっていき)、「○○大学に合格した」ということだけでは満足できなくなってしまうのです。

就職活動のときは、「採用してくれるならどの会社でもいい」と思っていたのが、就職すると「給料が少ない」とか「待遇が悪い」とか「上司が分かってくれない」などの不満が出てきます。

希望の会社に入社できると、そのときはホッとして安心し、これで自分も立派な社会人になれたと満足しますが、やっぱり大学入学と同じで、会社に入ってみると社内での評価や人間関係、昇進や結婚のことなど、新たな不安が出てきます。

では、大好きな人と結婚できたら、不安や不満はなくなるでしょうか?

続けて考えてみたいと思います。

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