第2候【うぐいす鳴く】

こんにちは。季節の言葉と仏教を知って日々に潤いを!をテーマに書いています。塾長の添谷です。
今日2月9日から13日までの5日間は立春・次候「うぐいす鳴く」という時期に入ります。
ということで「うぐいす」にちなんで、私の好きな歌を紹介したいと思います。中学の音楽で習った『早春賦』です。
“春は名のみの風の寒さや 谷のうぐいす歌は思えど 時にあらずと声もたてず 時にあらずと声もたてず”
歌詞といいメロディーといい、美しい日本語で国土の素晴らしさを歌った『早春賦』を、この時季になると必ず思い出し、思わず知れず歌っている自分がいます。
山里では春の象徴であるうぐいすは「春告鳥(はるつげどり)」ともいわれます。
温暖な地方では、彼らが美しい音色で鳴き始める時季が今ごろですが、北国ではまだ声をひそめています。
ホーホケキョと、うぐいすのさえずりが聞こえ出すと、人々は手を休め、もうすぐ訪れるであろう春に想いをめぐらせるのです。
『早春賦』は長野県の安曇野一帯の早春の情景をうたったものですが、ここは私の母方の祖父の故郷で、私のルーツの一つでもあります。
うぐいすの鳴き声は「法聞けよ」と聴こえるところから、地方によっては昔から聞法(仏法を聞くこと)を勧める鳥としても親しまれてきたといいます。
昔のインドの言葉で「ダルマ」、それが昔の中国の言葉で「法」、日本語では「真実」とか「真理」という意味になります。
お互い忙しい日々にありますが、うぐいすの声が聞こえたら、大宇宙の真理に耳をかたむける時間をとりたいものです。
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